はじめまして、ユリイカです。
この記事では、当ブログ「ユリイカ」の目的をお話します。
取り上げるのは「わたし」が気に入った作品
このブログでは、わたしが気に入った作品(映画・小説・ドラマ等)の考察・解説をしていきます。
その理由は単純で、自分が「気に入った作品」でなければ考察・解説できないからです。
ひとつひとつの記事を読んでいただければおわかりかとは思いますが、
他の方の考察・解説ブログとは比べ物にならないほど、細かく作品を分析していきます。
このブログを読むことで、できるようになること
このブログでは、作品のあらすじ紹介のほか、
・ストーリー解説(ネタバレあり)
・作品背景や背景美術(セット)の解説
・民俗学、歴史学的視点からの考察・解説
・カメラアングルからの考察(映画・ドラマの場合)
これらを必要に応じて行っていきます。
単に「ストーリーのネタバレ」をするブログでない分、記事を読んでいただければ他の作品(あなたの好きな作品)を理解するのに役立つ知識・視点が必ず身に付きます。
「三幕構成」によるストーリー分解
このブログでは、作品ストーリーを「起承転結」ではなく、「三幕構成」という考え方で分解します。
「三幕構成」とは
二幕で「どんどん問題が大きく」なっていき、
三幕で「クライマックス・結末」を迎える。
作品の作られた時代によって幕の長さは変化しますが、この「三幕構成」が物語の基本です。
ちなみに、これに「起承転結」を当てはめると、
二幕…「転」
三幕…「結」
物語には、現代を生きるヒントがある
映画、小説、ドラマなどの愛され続ける作品には、必ずそれだけの理由があります。
好きが高じて、わたしはこれまでに映画をはじめ、文芸書や専門書、さまざまな本を100冊以上学んできました。その中で、名作と呼ばれる作品の理由、仕掛けに少しずつ気付けるようになりました。作品を理解すること、そこからメッセージを受け取ることは、必ず実生活に役立ちます。
著者の河合隼雄さんは、日本を代表する心理学者の先生です。
日本神話、深層心理学について学んでいく中で、わたしは大好きになりました。
ほかの心理学者の著作に比べ、河合隼雄さんの著作はたとえ難しい内容でも、とても読みやすい語り口で説明してくれます。
1冊全てを読まなくても、目次で興味のあるところを拾い読みする。そんな読み方でも十分ためになる1冊なので、ぜひご検討ください。
「何かに悩むとき」=「行動に迷うとき」
人が「何かに悩むとき」というのは、
そのことに対して「どんなアクションを取ればいいかがわからないとき」です。
このような時に役立つのが、小説や映画などの物語です。
しかし、これらをただの娯楽として消費しているだけでは、いざという時に使えません。
「“あの作品” で観た “あの主人公” のように」と思い浮かべられるように消化する必要があります。
ネタバレサイトではわからないこと
はじめにお伝えしておきますが、
わたしは「早送り」や「ネタバレ」を否定するつもりはありません。
「早送り」は忙しい現代人にとって本当に便利な機能です。レシピ動画など、私も日常的に早送りを使っているひとりです。
ただ、物語は別です。
・「ネタバレサイト」では得られないこと。
まさにこの部分に、物語の力は潜んでいます。
そもそも物語で重要なのは “結末ではない”
物語で大切なのは、結末(第三幕)ではありません。
二幕…「どんどん問題が大きくなっていく」
三幕…「クライマックス・結末」
大切なのは、第二幕=主人公がどのように困難を乗り越えていくか。
この過程(主人公の変化)に観客・読者は共感し、感動します。
「共感」=「疑似体験」
作品に共感するということは、物語の中で主人公にふりかかる困難を疑似体験するということです。
この感覚で作品に没入することが作品を消化することに繋がり、いつか必ずあなたの助けになります。
ネタバレ・考察・解説サイトを頼る理由
かつてはわたしも、「ググる」側の人間でした。
主人公の行動の理由、登場するアイテムの意味など、「もっと作品を知りたい!」と思うからこそ、みなさんも検索されるのではないでしょうか。
そして、答えを知って「そうだったのか!」と感心したり驚いたりする。
この一連の流れを、「作品を観ながら、自分でできたら楽しそうだなあ」と思ったのが、わたしが勉強を始めたきっかけであり、このブログを始めた理由です。
「楽しむこと」が地力になる
作品を自力で楽しめるようになると、不思議と現実が生きやすくなります。
たとえ自力でなくても、考察・解説サイトを通して作品を消化していくうちに、それはいつの間にかあなたの知識になって、物語を楽しむ地力になります。
この地力は人とのコミュニケーションではもちろん、ピンチの時の底力になったりもします。
「趣味ってほどではないけど、暇つぶしに」
「友達との話題作りのために見てる」
こういう理由が入口の方、大歓迎です。
このブログを通して、映画好き・ドラマ好き・読書好きが一人でも増えてくれたらいいなと密かな野望を抱いています。