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【完全解説】SKYキャッスル【1】ネタバレなし

韓国ドラマ

(使用写真:SKY 캐슬 | 프로그램 | JTBC) 

韓国ドラマ『SKYキャッスル』の前提

こんにちは、ユリイカです。
今回は、2018年 JTBC製作『SKYキャッスル』をご紹介します。

これまで見た韓国ドラマの中でも、群を抜いて完成度の高い作品です。
娯楽としてはもちろん、特に受験生を持つ親御さんには他人事でない家庭問題が描かれています。

多くの方に自信を持っておすすめできる作品なので、第1回目はネタバレなしでご紹介します。

2つのテーマ…親視点と子供視点

本作は、次の2つのテーマが軸となっています。
①大学受験のため、私教育に奮闘する
②①の状況下で生活する子供
この親子の問題これ以上ない限界点まで描かれます。

世界観…高級住宅地 “SKYキャッスル”

“SKYキャッスル” とは、作中で登場人物たちの暮らす高級住宅区画のことです。
この “SKY” には次の意味が込められています。
S…ソウル大学
K…高麗大学
Y…延世大学
※いずれも韓国最難関とされる大学名の頭文字
韓国社会には「学歴重視」の根強い風潮があります。
本作は、“SKY” でなければ人として認められないという価値観でストーリーが進行します。
またこの価値観は、我が子に対しても及びます

描かれる4つの家族(第1話より)

本作は、とにかく登場人物(家族)が多いのが特徴です。
第1話では初っ端からメインキャストが一堂に会するパーティーシーンが描かれるため、ともすれば置いてきぼりを食らいます

しかし、ここさえ乗り越えれば続きの気になるノンストップドラマとなりますので、
4家族の特徴を簡単にご紹介します

①イ・ミョンジュ一家…医者の家

(使用写真:SKY 캐슬 | 프로그램 | JTBC) 

“パーティーの主役” として登場する母親・ミョンジュには、ソウル医大合格を成し遂げた一人息子がいます。

このパーティーはそもそも合格した息子のために開かれたものですが、
次に紹介する②ソジン(本作の主人公)にとってはそうではありません

②ハン・ソジン一家…医者の家

(使用写真:SKY 캐슬 | 프로그램 | JTBC) 

ショートカットの母親・ソジンには、ふたりの娘がいます。
長女は高校3年の受験生親子二人三脚で難関ソウル医大合格を目指しています

娘の合格への足掛かりのために、ソジンは先述したミョンジュのパーティーを企画します。

③ノ・スンヘ一家…法学部教授の家

(使用写真:SKY 캐슬 | 프로그램 | JTBC) 

ボブヘアの上品な母親・スンヘには、すでにハーバード大学へ通う長女のほか、双子の息子たちがいます。
彼らも②ソジンの長女と同じ高校3年の受験生ですが、スンヘ共々、アクの強い夫の支配下にあります

④チン・ジニ一家…医者の家

(使用写真:SKY 캐슬 | 프로그램 | JTBC) 

ひときわ派手な母親・ジニには、一人息子がいます。
息子は②ソジンの次女と同い年の中学生でまだ受験生ではありませんが、ソジンを理想の母親とするジニのもと、苦手な勉強に励んでいます。

ストーリーが動き出すのは第3話から

第1・2話では上記の4家族の設定、力関係などが描かれます。
一見華やかに見える家族付き合い、暮らしぶりですが、少しずつ各家庭ごとの “ひずみ” が見えてきます

その決定打となるのが第2話の後半です。
そして作品の本筋は第3話、ある一家(⑤)が入居してくるところから動き始めます。

⑤イ・スイム一家…医者の家

(使用写真:SKY 캐슬 | 프로그램 | JTBC) 

新たに入居してきた母親・スイムには一人息子がいます。
息子は、②ソジンの長女・③スンヘの双子と同じ高校3年の受験生です。

以上5人の母親(+父親)の目を通して、”受験戦争” 、ひいては “家庭問題” が赤裸々に描かれます。

本作のみどころ=目の離せないストーリー展開

母親の数だけ父親も登場し、更にはそれぞれの子供たち……とストーリーが進むにつれ、入り組んでいきます。

本作はサスペンス、社会風刺がメインのストーリーですが、ほかにも特別な見どころがありますのでご紹介します。

回を増すごとにエスカレートする “コメディ要素”

本作では意外にも、回を増すごとにコメディ要素もエスカレートしていきます。

これが絶妙な緩急となって、視聴者の目をくぎ付けにします。
気付いた時には、共感したり同情したりと『SKYキャッスル』の住民たちに引き込まれている。
36話と長編ドラマであるにもかかわらず、一気見してしまう理由はここにあります

映画のように仕組まれた “カメラアングル”

本作でもっとも私が感動したのは、カメラアングルです。
たっぷりと予算のかけられた衣裳、計算されたインテリアはもちろん、
緻密な脚本(ストーリー)あってこそ撮れるシーンばかりで、制作陣の丁寧な作品作りが伝わってきます

たとえば、表の顔(外面)と裏の顔(内心)の表現法回想シーンでの画角差など、これだけ丁寧な作品は珍しいのではないでしょうか。

次回からのネタバレありでの考察・解説では、そのあたりのことにも言及していこうと考えていますので、更新を楽しみにお待ちいただけると幸いです。